前シーズンの2021 Autumn&Winter から引き続き
" THE VOICE from CREATOR"
の第二弾として
CONFECT 2022 Spring&Summerの
新作アイテムへの想いやこだわりを
ディレクションやデザインを
手掛けている2人に
語ってもらいました。
- PROFILE -
- TALK -
① 2022SPRING&SUMMERのラインナップでこだわった点を教えてください。
Shintani:
今シーズンのテーマが
「Life with Flowers & Greens」
=人々の生活に寄り添い、豊かな時間や人生の時々を彩るために=
というテーマのもとに生活に取り入れる
癒してとして植物や花から
さらに拡張して自分自身に置き換えても
ここ1年半の外出制限からの反動や
屋外、とりわけ自然への欲求が生活にも
滲み出てきていると感じていたここ数か月でした。
このテーマを考える中で
「植物と暮らす」というテーマから導きだされた
自然をモチーフとしたカラーとして
■フラックス
■スカイブルー
■カクタスグリーン
を採用し、単純に植物の色を
取り入れることだけではなく
自然の土や空、植物が持つうるおいや癒しを
質感や色に落とし込むことにこだわっています。
加えて、自然がもたらす有機的な要素を
取り入れるべく
フラワーモチーフの迷彩柄、
また自然に浮かぶ情景から生み出した
グアヤベラシャツ(=キューバシャツ)
のような新しい提案をしています。
また、ブレずに追求していく部分として
時代のトレンドに左右されない、
長く着ていただくためのデザインとして
引き続きヴィンテージワークやミリタリー
をモチーフとした
アイテムを取り入れた
ラインナップにしています。
個体そのものの武骨さは、
生地の織りなどの表現でも感じとれますが、
それを良い意味で裏切るような
リネンによる柔らかい落ち感が加わり
普段着目線でお使い頂けるアイテムが揃っています。
ハードマンズヘンプ キューバシャツ(4月上旬頃入荷予定)
このように
自分たちの日常生活で
意識を向けているテーマであることで、
このテーマをCONFECTの洋服にさりげなく
具現化していくことにより
自分達も新鮮さを感じれる
内容にしています。
・・・
②個人的にお勧めのアイテムを教えてください。
Takeda:
一押しとしてはイギリス海軍の古着をモチーフにした
ダッフルコートをベースにして
本来であれば秋冬でウールの厚手の
素材で作るものを、敢えてリネンのデニムを
オゾン脱色してペールトーンを表現した
ミリタリーアイテムにしました。
また、この素材をセットアップとして
パンツも作っています。
こちらが一押しのアイテムになります。
また、この商品に合わせるものとして
ボートネックのアイテム展開として
一つはリネン100%のインレー素材のカットソーと
布帛の素材をボーダー取りした
アイテムを展開します。
リネン100%のカットソーは
過去に何度か提案してきましたが、
天竺編みやニットにおける長所や短所を、
その都度、見直して経験を蓄積してきました。
今シーズンは、このリネン素材100%の
インレーという生地に出会うことができ
過去に課題として感じていた部分である、
生地自体のダレや不安定な形状という点を、
しっかりと解決できて
納得のアイテムに
仕上がっています。
リネンインレー ボートネックプルオーバー(3月上旬頃入荷予定)
Shintani:
ブランドの核となる素材では、
2年ぶりにリネンデニムの新型をリリースしています。
「デニム」という括りで、アップサイクルリノによる
新しいデニムの提案、
久々の切り口となるコットンリネンダンガリーのアイテムといった
シリーズでの提案も見て頂きたいです。
リネンデニム ナバルブルゾン
・・・
➂-②を踏まえて、それぞれのおススメコーディネートを1コーデずつ教えてください。
Shintani:
「ナチュラルにカクタスグリーン」
「フェードブルーにライトブラウン」
これまでよりも色・柄を
提案するシーズンだからこそ
個人的な感覚で
色を足したくなりました。
自身の感覚でですが、今回のコレクションに
もう一色足すとしたら
パープルトーンが良く合うと思いました。
パープルは、自然の中に意外と多くみられる色
なので馴染みが
良いのかなと感じています。
Takeda:
バギーシルエット(リネンデニム・Upcycle Lino ツイル)の
パンツにシンプルなトップス(リネンインレー)の
合わせがおススメになります。
シルエットでの遊びによってワードローブの幅や
鮮度が出せるようになればと考えています。
リネンデニム バギーパンツ
ULツイル バギーパンツ
リネンインレー カーディガン
・・・
④個人的に今、気になっていることや興味のあることを教えてください。
Takeda:
個人的には距離に関わらず旅行が好きなのですが
このご時世であまり行けないので
家のことに目を向けた場合、
家具や食器を
整理したり見直したりしていますね。
ただ少しずつコロナ禍が収まれば
クラフトマーケットなどにいきたいですね。
マーケットは服以外のことでも刺激を
受けることが多く
特に作業着などは
「なぜその仕様になったのか?」の
背景に触れられたり、あるいは服じゃない部分に
目を向けていくのも楽しく感じたり、
興味がある部分になります。
Shintani:
今だとメキシコの雑貨や家具、
モロッコのラグだったり
ヨーロッパだとポルトガルの民芸品のかごバッグ
アフリカだと、ケニアのサイザル麻のバッグなど
まだ確定はしていませんが
今期のラインナップに差し込める
アイテムを
別注などで組んでいく予定です。
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